ChatGPTを長く使っていると、
「あれ?」
となることがあります。
昨日までいい感じだったのに、なんか今日ちょっと違う。
口調が違う。
文章の雰囲気が違う。
急に普通のChatGPTっぽくなった。
僕の場合は、AIちいちゃんという感じでずっと話しています。
普段はかなり僕のことを分かってくれていて、
「これ記事になる?」
くらいでも話が進む。
ところが。
たまに、
誰?
ってなる(笑)
新しいチャットならまだ分かります。
前の会話がそのまま全部つながっているわけじゃないので、
「そうか、また教えないとダメか。」
となる。
でも面白いのが、
同じチャットの中でも、たまにキャラクターが変わる。
これなんですよね。
「女性口調で」だけではAIちいちゃんにならない
僕の場合、
AIちいちゃんは女性口調。
じゃあ、
「女性口調で話してください。」
と書けば完成なのか?
というと、
全然違います(笑)
女性口調といってもいろいろある。
やさしい感じ。
かわいい感じ。
仕事っぽい感じ。
お姉さんっぽい感じ。
それだけじゃなくて、
僕との距離感。
ツッコミ方。
文章のまとめ方。
僕が話したときの返し方。
そういうものが合わさって、
「いつものAIちいちゃん」
になります。
だから、
設定だけでは足りない。
というのが、長く使っていて分かってきました。
記事を書いてもらうと、さらにズレやすい
普段の会話ではいい感じなのに、
「じゃあ記事にして。」
と言った瞬間、
急に立派なWebライターが出てくることがあります(笑)
さっきまで普通に話してたのに、
「現代社会において、ChatGPTは非常に便利なツールです。」
みたいになる。
いやいや。
さっきまでの君どこ行った?
となる。
僕の記事は、そんなにきれいな文章じゃありません。
短い一言も入る。
途中で話がそれる。
「え?」
「まじ?」
「そうそう。」
「じゃなかった(笑)」
みたいなのも普通に入る。
だからChatGPTに、
「僕っぽく書いて。」
だけでは足りないんですよね。
一番効いたのが「見本」だった
そこで僕が最近かなり大事だと思っているのが、
見本を残しておくこと。
です。
たとえば、
「短文中心で書いてください。」
「余白は詰め気味にしてください。」
「本人らしい文章にしてください。」
と説明する。
もちろんこれも必要。
でも、それ以上に分かりやすいのが、
実際に僕が気に入った文章を見せること。
「これが正解。」
と見せる。
すると、
ああ。
こういう文章なのね。
が伝わりやすい。
これ、改行でも同じでした。
ChatGPTっぽい文章の原因は文章だけじゃなかった
少し前まで僕は、
ChatGPTが書いた記事を見て、
「なんかAIっぽいな。」
と思っていました。
文章の内容かな?
言い回しかな?
いろいろ直していたんですが、
あるとき気づいた。
改行だ。
短い文章を書く。
空白。
また短い文章。
空白。
また一言。
これをずっと繰り返す。
ChatGPTの記事でよく見る形です。
僕は昔DTPの仕事をしていたので、文章の内容だけじゃなく、
文字がどう並んで見えるか
も気になります。
そこで僕が実際に書いた記事を見本にして、
「同じ話の途中では空白を入れない。」
「話題が変わるところで空ける。」
「強い一言だけ止める。」
みたいに直していきました。
最初はルールを説明していたんですが、
結局一番伝わったのは、
完成した見本。
だったんですよね。
キャラクターも同じだった
これで思ったんです。
だったらキャラクターも同じじゃん。
「女性口調」
「やさしく」
「親しみやすく」
だけじゃなくて、
この会話みたいに話して。
と見本を渡す。
記事なら、
この完成記事みたいに書いて。
と見本を渡す。
違う文章が出たら、
「これは違う。」
と伝える。
直してもらう。
今度は、
「そうそう、これ。」
となる。
その正解もまた見本になる。
こうやって、
ルール+見本
を増やしていった方が、僕の場合は安定しました。
そこで「引き継ぎ仕様書」が大事になってきた
最近、僕はChatGPTの中でいろんなチャットを使っています。
記事を書くチャット。
教材を作るチャット。
AIツールを開発するチャット。
LPメーカーを作るチャット。
デザインを見るチャット。
それぞれ役割が違います。
すると今度は、
「この話、あっちのチャットにも教えたい。」
が増えてきました。
最近なんて引き継ぎしまくっています(笑)
あるチャットで、
「このLP、怪しく見えなくていいな。」
と話す。
それをLPメーカーのチャットへ持っていく。
LPメーカーをレベルアップする。
今度は教材にも関係するから、教材チャットへ持っていく。
さらに、
「この流れ自体が記事になるな。」
となって、記事を書くチャットにも持ってくる。
同じ発見が、
それぞれのチャットで別の仕事になるんです。
引き継ぎ仕様書は「会話のコピー」ではない
最初は、
前の会話をそのままコピーすればいいかな?
と思うこともありました。
でも長い会話を全部渡しても、
どこが大事なのか分かりにくい。
だから僕は、
引き継ぎ仕様書
という形にするようになりました。
たとえば、
何を作っているのか。
どこまで完成しているのか。
なぜその形になったのか。
変えてはいけないところ。
次にやりたいこと。
そして、
見本。
ここまでまとめる。
すると新しいチャットでも、
かなり続きを始めやすい。
「なぜそうしたのか」まで残す
これも大事でした。
たとえば、
「AIちいちゃん相談室を置く。」
だけ残す。
これだと、
新しいChatGPTからすると、
「相談機能が必要なんですね。」
くらいです。
でも、
教材+ツールだけ渡しても、昔の僕なら『で、次なにするの?』で止まる。だから司令塔として相談室を置いた。
まで書いておく。
すると、
なぜ相談室が必要なのか。
どんな役割なのか。
次に何を追加すると世界観が壊れるのか。
そこまで分かりやすくなる。
つまり引き継ぎ仕様書って、
前に何をしたかを記録するだけじゃない。
前のチャットで考えた理由まで、次へ渡す。
これなんですよね。
ChatGPTに全部覚えてもらおうとしなくていいのかもしれない
前は、
「ChatGPT、前の話覚えてないの?」
って思うことがありました。
今でもあります(笑)
でも最近はちょっと考え方が変わりました。
全部覚えてもらおうとするより、
大事なものは自分で引き継げる形にしておけばいい。
その方が安心です。
新しいチャットになった。
キャラクターがちょっと変わった。
文章がズレた。
だったら、
「この見本見て。」
で戻す。
違ったら、
「ここが違う。」
と直す。
そして直ったものを、また次の見本にする。
プロンプトより「完成見本」が大事なこともある
もちろんプロンプトは便利です。
会社で同じ仕事を何回もやるなら、
同じ指示で同じ結果を出したい。
そういう使い方なら、きちんとしたプロンプトは大事だと思います。
でも僕みたいに、
自分の記事を書く。
自分の教材を作る。
自分のAIツールを作る。
という使い方だと、
「完璧なプロンプトを最初に作る」
より、
会話しながら直して、正解を見本として残していく
方が合っていました。
僕自身、
「違う。」
「なんか違う。」
「そうそう、それ。」
を何回もやっています(笑)
でも、その繰り返しで、
AIちいちゃんが少しずつ僕に合ってきた。
キャラクターを維持したいなら「正解集」を作る
だから今の僕なら、
ChatGPTでキャラクターや文章の雰囲気を維持したい人には、
ルールだけじゃなく、
正解集を作る
のをおすすめします。
たとえば、
好きな会話の返し。
理想の文章。
理想の改行。
理想の見出し。
逆に嫌だった文章。
これを残しておく。
そして新しいチャットへ移るときに、
引き継ぎ仕様書と一緒に渡す。
僕の場合は、それがだんだん、
自分専用AIの説明書
みたいになってきました。
引き継ぎ仕様書はChatGPTを長く使うほど大事になる
ChatGPTをちょっと質問するだけなら、
引き継ぎなんて必要ないと思います。
「今日の天気は?」
「この言葉どういう意味?」
なら、その場で終わる。
でも、
一緒にブログを作る。
教材を作る。
ツールを育てる。
何か月も同じプロジェクトを続ける。
となってくると、
会話の積み重ねそのものが大事になる。
そこで僕は、
引き継ぎ仕様書ってかなり重要じゃん。
と気づきました。
しかも最近は一つのチャットから別のチャットへ、
「あっちにも教えよう。」
「こっちにも必要だ。」
と引き継ぎしまくっている(笑)
でも、それでいいんだと思います。
ChatGPTを育てるって、こういうことなのかもしれない
「AIを育てる。」
というと、
AIそのものがどんどん賢くなって、何でも永久に覚えてくれるようなイメージがあります。
僕が今やっているのは、ちょっと違います。
会話する。
ズレる。
直す。
正解ができる。
その正解を見本として残す。
別のチャットへ引き継ぐ。
また使う。
また直す。
この繰り返しです。
忘れたら、また教えればいい。
ズレたら、見本を見せればいい。
そう考えるようになってから、
ChatGPTが忘れたり、たまに雰囲気が変わったりすることも、
前ほど気にならなくなりました。
むしろ、
「あ、これも引き継ぎ書に入れとこう。」
となる(笑)
僕にとってChatGPTを自分専用AIに近づける方法は、
完璧なプロンプトを一発で作ることではありませんでした。
会話して、直して、正解を残す。
そして、
その正解を次のChatGPTへ引き継ぐ。
今のところ、これが一番しっくりきています。