WordPressのテーマを変更したり、プラグインを無効化したりすると、
「記事が壊れないかな?」
って心配になります。
僕も最近、TakeログのテーマをCocoonから自作のAIちいちゃんテーマへ変更しました。
そのとき当然、Cocoon独自の機能はそのまま使えないものがあります。
吹き出しだったり。
ボタンだったり。
いろいろあります。
実際、記事の編集画面を見ていると、Cocoonで作ったボタンが未対応ブロックになっていました。
「あー、やっぱりこうなるよね」
と思ったんですが。
公開ページを見てみたら、ちょっと面白いことに気づきました。
ボタンは消えた。でも「オリジナル特典付き Cyfons」は残っていた
Cocoonを使っていたとき、
オリジナル特典付き Cyfons
というボタンを記事に入れていました。
テーマを変更したので、以前と同じボタンデザインは表示されなくなりました。
ところが、
「オリジナル特典付き Cyfons」
という文字は残っていたんです。
しかもリンクも残っている。
つまり、
ボタンという服は脱げた。
でも、
読者に伝えたい文字とリンクは残った。
これを見たとき、
「あれ?これでいいんじゃない?」
と思いました。
壊れないって「同じデザインが残ること」じゃないのかも
テーマやプラグインを変更したとき、
「壊れない」
というと、以前とまったく同じ見た目が維持されることを考えがちです。
でも、それって本当に必要なのかなと。
青いボタンが普通のテキストリンクになっても、
オリジナル特典付き Cyfons
という文字が読めて、クリックしたら目的のページへ行ける。
だったら、記事としては成立しています。
デザインは変わった。
でも情報は消えていない。
僕はこっちの方が大事なんじゃないかと思いました。
逆に怖いのは「プラグインを止めたら本文まで分からなくなる」こと
たとえば、これは単純な例ですが、
[ai_button id="123"]
みたいな専用ショートコードだけが記事本文に保存されていたとします。
プラグインが動いている間は、それを読み込んでキレイなボタンを表示してくれる。
それなら問題ありません。
でも、そのプラグインを無効化したら、
[ai_button id="123"]
だけ残ったらどうでしょう。
読者には意味が分かりません。
リンク先も分からない。
何のボタンだったのかも分からない。
こうなると、
装飾が消えた
ではなく、
情報まで消えた
に近くなります。
ここはかなり違います。
だったら最初から普通のリンクをボタンにすればいい
今回のCocoonのボタンを見て思ったのがこれです。
最初から、
オリジナル特典付き Cyfons
という普通のテキストリンクがある。
それを選択して、
「ボタンにする」
と押す。
するとプラグインが、元のリンクを残したままボタンの見た目を付ける。
プラグインが有効なら、
大きくて押しやすいCTAボタン。
プラグインを無効化したら、
普通のテキストリンク。
これならいい。
服を着ているか、脱いでいるかの違いだけです。
中身は同じ。
これ、AIちいちゃんパレット Proにも使えるんじゃない?
ここで思い出したのが、自分で作っている、
AIちいちゃんパレット Pro
です。
AIちいちゃんパレット Proは、WordPressの記事を着せ替えるために作ったプラグインです。
見出しを変えたり。
BOXを作ったり。
Q&Aを作ったり。
タイムラインを作ったり。
マーカーを引いたり。
記事全体を一発でコーデすることもできます。
僕はずっと、
記事本文=本人
パレット=着せ替え道具
コーデ=服
と考えて作ってきました。
だったら、
パレットを脱いだら記事まで消える
のは、おかしいですよね。
「脱いでも読める設計」にしたい
そこで、AIちいちゃんパレット Proの今後の開発ルールとして考えたのが、
脱いでも読める設計
です。
パレットを有効にしているときは、キレイに装飾されている。
でも無効化すると、
装飾だけが消える。
文章は読める。
リンクは押せる。
QとAは分かる。
手順の順番も分かる。
必要な情報は消えない。
完全に同じ見た目である必要はありません。
むしろ、それでいいと思っています。
Q&Aだって普通の文章から作ればいい
たとえばQ&A。
最初は普通に、
Q. このツールは何ですか?
A. 記事を簡単に着せ替えられるツールです。
と書いておく。
この文章を選択して、
Q&A化
する。
パレットが有効なら、Q部分にアイコンが付いたり、回答がカードになったり、背景や枠が付いたりする。
でもパレットを止めたら、
Q. このツールは何ですか?
A. 記事を簡単に着せ替えられるツールです。
に戻る。
これなら何も困りません。
むしろ普通に読めます。
タイムラインも同じ考え方ができる
タイムラインもそうです。
たとえば、
① WordPressを開く
管理画面へログインします。
② プラグインを追加する
ZIPファイルをアップロードします。
③ 有効化する
プラグインを有効化します。
これだけでも手順として普通に読めます。
パレットが有効なときだけ、
番号丸が付く。
縦線がつながる。
STEP表示が付く。
説明がカードになる。
それでいい。
パレットを止めたら線は消えても、
① → ② → ③
という手順は残ります。
これなら記事は壊れていません。
BOXやマーカーも「本文を残して上から着せる」
BOXも同じです。
「ここがポイントです」
という普通の文章がある。
それをBOX化して、背景や枠やアイコンを付ける。
マーカーなら、
重要な文章
という文字そのものは普通の本文として残して、その上から黄色やピンクのマーカーを付ける。
プラグインを止めたらマーカーは消える。
でも、
重要な文章
は残る。
これでいいんですよね。
今までは「テーマに依存しない」を考えていた
最近、僕はWordPressテーマについて、
便利機能をテーマへ入れすぎない方がいいんじゃないか?
と考えるようになりました。
理由は、自分自身が昔テーマ変更で大変な思いをしたからです。
テーマを変えたら、テーマ独自の機能が使えなくなる。
記事を直す。
またテーマを変える。
また直す。
これを経験して、
次のテーマにも持っていきたい機能なら、テーマの外に出した方がいい。
と考えるようになりました。
だから今は、
AIちいちゃんテーマはブログの土台。
AIちいちゃんパレット Proは記事装飾。
つながる内部リンクAIちいちゃんは内部リンク。
AIちいちゃん広告パレットは広告。
AIちいちゃんアフィリ広告パレットは商品カード。
AIちいちゃん短縮URLはクリック数の確認。
というように、役割を分けています。
でも次は「プラグインにも依存しすぎない」
今回のCocoonのボタンを見て、もう一段先があることに気づきました。
テーマから機能を分離してプラグインにすれば、それで終わりではありません。
今度は、
そのプラグインがなくなったらどうなる?
を考えないといけない。
テーマ依存を減らしたのに、今度はプラグインへ完全依存したら、場所が変わっただけです。
だから、
テーマに依存しすぎない。
さらに、
プラグインにも依存しすぎない。
記事本文は、できるだけ記事本文として残す。
これが大事なんじゃないかなと思っています。
プラグインは記事の「本体」じゃなくていい
僕が作りたいのは、
プラグインがないと読めない記事
ではありません。
文章を書くのはWordPress。
リンクもWordPress。
リストもWordPress。
その普通の記事に対して、
「ここをボタンにしよう」
「ここをQ&Aにしよう」
「ここをタイムラインにしよう」
と、あとから服を着せる。
その服を脱がせても、本人はちゃんとそこにいる。
この構造なら、将来そのプラグインを使わなくなったとしても、記事を全部作り直さなくて済む可能性があります。
便利機能は「なくなったとき」まで考える
WordPressの便利機能を見ると、どうしても、
「何ができるの?」
に目が行きます。
僕もそうでした。
でも長くブログを続けるなら、
「その機能がなくなったらどうなるの?」
も同じくらい大事なのかもしれません。
テーマを変えるかもしれない。
プラグインの開発が終わるかもしれない。
別のツールを使いたくなるかもしれない。
自分の好みだって変わります。
そのたびに記事まで壊れていたら大変です。
だったら最初から、
外しても読める。
そんな作りにしておいた方がいい。
まだ「できました」とは言えない
ここは大事なので書いておきます。
AIちいちゃんパレット Proが、すでにすべてのパーツで、
「無効化しても記事が壊れません」
という状態になったわけではありません。
今回のCocoonのボタンをきっかけに、
これからそういう構造へしていきたい
と考え始めた段階です。
しかも既存のパレットには、すでに正常に動いている機能がたくさんあります。
一気に構造を変えて全部壊したら意味がありません。
なので、
ボタン
↓
Q&A
↓
タイムライン
↓
BOX
↓
マーカー
というように、ひとつずつ実装できるか確認していくつもりです。
いつものやつですね。
一気にやると壊れるので(笑)
まとめ|服を脱いでも、記事本人は残したい
Cocoonからテーマを変更して、Cocoonのボタンが使えなくなりました。
でも、
オリジナル特典付き Cyfons
という文字とリンクは残っていました。
最初は単に、
「ボタン使えなくなったな」
くらいだったんですが。
よく考えたら、
これってかなり理想的な壊れ方なんじゃない?
と思ったんです。
デザインはなくなってもいい。
枠もなくなっていい。
色も消えていい。
でも、
文章は残る。
リンクは残る。
意味は残る。
そして、この考え方は僕が作っているAIちいちゃんパレット Proにもそのまま使えます。
テーマを着替えても記事は残る。
パレットを脱いでも記事は残る。
便利なものは使う。
でも、それがなくなったら何もできなくなる作りには、できるだけしない。
これからのAIちいちゃんパレット Proでは、
「脱いでも読める設計」
をひとつの基準にしてみようと思います。
服を脱いでも、記事本人まで消えちゃ困りますからね(笑)