「趣味でブログ botを始めて、毎日一生懗命記事を書いているのに、なかなかアクセスが集まらない」
「キーワードをして記事を書いているけど、1ページ読まれたら、そのまま帰られてしまう」
そんなように悩んでいませんか?
僕も昔、趣味でブログを書いていました。
何を書いていたかというと、TWICEやK-POPのことです。
むかしむかしの、そのむかし。
僕はTWICEが誕生するきっかけとなった、韓国のオーディション番組「SIXTEEN」にハマっていました。
SIXTEENを見ていると、書きたいことが次々に出てきます。番組のことだけではなく、参加しているメンバーのことも書きたくなるし、その後に誕生したTWICEのことも書きたくなります。
でも、思いついた順番で記事を増やしていくと、ブログの中がだんだん分かりにくくなっていくんですよね。
記事は増えた。
でも、どの記事からどの記事へ進めばいいのか分からない。
書いた本人が分からないのだから、初めてブログへ来たお客さんは、もっと分かりません。
そんなとき、僕が参考にしたのが韓国の巨大な百科事典サイト「namu.wiki(ナムウィキ)」でした。
僕は当時、namu.wikiにあるSIXTEENのページを見て、その構造を自分のTWICE・K-POPブログへ取り入れました。
とはいっても、文章やデザインをコピーしたわけではありません。
参考にしたのは、中心になる大きなページの中に、関係する詳しいページへのリンクがたくさんあり、読みたい情報へ次々に移れる仕組みです。
僕はその構造を見て、
「これ、おもしろいな」
と思いました。
そして自分のブログでは、「TWICEメンバープロフィール」という大きな記事を中心にして、TWICE全体の歴史や9人分のプロフィール、そのメンバーに関係する記事へのリンクを全部まとめました。
最初から10万文字を書いたわけではありません。
新しい記事を書くたびに内容やリンクを追加していった結果、TWICEメンバープロフィールの記事が約10万文字になったんです。
この記事では、そんな僕の実体験をもとに、ブログの構成案と作り方を紹介します。
難しいサイト設計の話ではありません。
大きな中心記事を一つ作り、新しい記事を書いたら、気になる言葉でつないでいく。
やっていることは、かなりシンプルです。
僕がモデリングした神サイト「namu.wiki」の衝撃と気づき
僕がTWICE・K-POPブログを作っていた頃、書きたいことは山ほどありました。
SIXTEENで起きたことや、参加していたメンバーのこと。その後にTWICEとしてデビューした9人のことや、韓国と日本での活動、楽曲、テレビ番組、メンバー同士のエピソードなど、好きだからこそ、どんどん話が広がります。
でも、全部を思いついた順番で書くと、記事同士の関係が分からなくなります。
モモについて記事を書いた。
サナについても書いた。
SIXTEENについても書いた。
TWICEのデビューについても書いた。
記事は一つずつ存在しているけど、それぞれがバラバラです。
Google検索からモモの記事へ来た人は、モモの記事を読んだら帰ってしまいます。
その人はSIXTEENにも興味があるかもしれないし、サナやミナとのエピソードも読みたいかもしれません。
でも、次の記事へ進む道がなければ、その存在に気づけません。
そんな状態でnamu.wikiのSIXTEENページを見たとき、僕は衝撃を受けました。
ページに詰め込まれた圧倒的な情報量と網羅性
namu.wikiのページには、SIXTEENに関係する情報がたくさんまとめられていました。
番組の基本情報だけではなく、オーディションの流れや参加者のこと、番組内で起きた出来事など、読み進めるたびに新しい情報が出てきます。
一つのページを読めば、そのテーマの全体像が分かる。
でも、本当にすごいと思ったのは、単に文章が長かったことではありません。
詳しく知りたい人物や出来事が出てくると、そこから別のページへ移れるようになっていたんです。
番組のことを読んでいたら、メンバーのことが気になる。
メンバーのページを読んでいたら、別の出来事が気になる。
その言葉を押すと、また詳しいページへ進める。
次から次へと気になる情報が出てくるので、気づいたらずっとnamu.wikiの中を読んでいました。
ただ長いだけではなく、全体の記事から詳しい記事へ進める。
詳しい記事から、また関係する記事へ進める。
僕が参考にしたかったのは、この構造でした。
お客さんを逃がさない内部リンクの美しい網の目
内部リンクとは、自分のブログの中にある別の記事へ移動するリンクです。
でも、内部リンクを記事の最後に何個か置けばいい、という話ではありません。
namu.wikiを読んでいて便利だと感じたのは、気になった言葉が出てきた場所に、詳しいページへのリンクがあったことです。
たとえば、SIXTEENについて読んでいる途中でモモのことが気になったら、モモに関係するページへ進める。そこで別のメンバーとのエピソードが出てきたら、今度はそのメンバーのページへ進めます。
「これ、どういうことだろう?」
と思ったところに、次の答えへ進む道があるんです。
これは、お客さんを無理やりブログの中へ閉じ込める方法ではありません。
知りたいと思った情報を、探し回らなくても見つけられるようにする案内です。
内部リンクというと、検索順位を上げるために置くものだと思うかもしれません。
たしかにGoogleは、ページ内のリンクをたどって別のページを見つけたり、リンクされている言葉から内容を理解したりします。そのため、記事同士を分かりやすくつなぐことには意味があります。Google検索におけるリンクのベストプラクティス
でも、僕が最初に考えたのはGoogleのためではありません。
僕自身がnamu.wikiを読んでいて、使いやすかったからです。
お客さんが知りたいと思った瞬間に、続きへ進めるリンクを置く。
結果としてブログ内の別の記事も読んでもらいやすくなり、検索する仕組みにも記事同士の関係が伝わりやすくなります。
まずはお客さん。
その後にSEO。
この順番で考えた方が、意味のない内部リンクを増やさずに済みます。
迷子にさせない「クリックしたくなる箇条書き」
僕がnamu.wikiを参考にして自分のブログへ取り入れたものの一つが、関連記事へ進むための箇条書きです。
ただし、記事タイトルをそのまま並べただけではありません。
続きを知りたくなるような言葉に変えて、箇条書きへ入れていました。
たとえば、
- 一度脱落したモモが、なぜ最後にTWICEへ選ばれたのか?
- サナの伝説的な「シャーシャーシャー」は、なぜあれほど話題になったのか?
- ミナがアメリカ生まれなのに、日本人メンバーとして紹介される理由
- SIXTEENで選ばれた7人に、モモとツウィが追加された本当の流れ
このような感じです。
お客さんが箇条書きを見たときに、
「え?なんで?」
「それ、知らなかった」
「続きが気になる」
と思えば、その記事を読みたくなりますよね。
僕は、この箇条書きをTWICEプロフィール記事の中へ入れていきました。
TWICE全体の歴史を書いた後には、グループ全体の出来事に関係する記事への箇条書きを置く。そして、メンバー個人のプロフィールや歴史を書いた後には、そのメンバーに関係する記事への箇条書きを置きました。
新しい記事を書いたら、その記事と関係する場所へリンクを追加します。
モモの記事を書いたら、モモのプロフィール部分へ追加する。
サナの記事を書いたら、サナのところへ追加する。
SIXTEEN全体に関係する記事なら、TWICEの歴史やSIXTEENの説明部分へ追加する。
そうやって、TWICEプロフィール記事をブログ全体の案内所にしていきました。
難しいサイト設計を勉強したのではなく、自分が使いやすいサイトを真似した
今なら、こうした作り方をサイト設計や親記事と子記事、トピッククラスターなど、いろいろな言葉で説明できます。
でも、当時の僕はそんなことを考えていません。
そもそも、本を読んで難しいことを勉強するのは苦手ですからね(笑)。
僕がしたのは、namu.wikiを実際に使って、
「なんで、このサイトは次々に読んじゃうんだろう?」
と考えたことです。
そして、記事の途中や箇条書きに、次のページへ進めるリンクがたくさんあることに気づきました。
だったら、自分のブログでもやってみよう。
それだけです。
参考サイトをモデリングするときは、デザインや文章をそのままコピーする必要はありません。
なぜ使いやすいと感じたのか。
どこで次の記事を読みたくなったのか。
どんな言葉なら押したくなったのか。
その理由を見つけて、自分のブログへ合う形に変えます。
僕の場合は、namu.wikiの大きなページと内部リンクの構造を、TWICEプロフィール記事へ置き換えました。
【実践】ブログの構成案と作り方の新常識!10万文字の中心記事と関連記事で作る「回遊パズル」
僕が作ったのは、親記事1本と9人分のプロフィール子記事を並べる構造ではありません。
「TWICEメンバープロフィール」という一つの大きな記事の中に、TWICE全体の歴史や9人分のプロフィール、それぞれのメンバーに関係する記事へのリンクをまとめました。
この記事が、ブログ全体の中心です。
最初から10万文字を書こうとしたわけではありません。
TWICE全体について書く。
メンバー9人のプロフィールや歴史を書く。
新しい関連記事が完成したら、クリックしたくなる箇条書きへ追加する。
必要な情報が増えたら、プロフィール本文も追記する。
これを繰り返した結果、約10万文字の巨大な記事になりました。
つまり、10万文字は目標ではなく、育てた結果です。
【ステップ1】すべての中心になる「TWICEメンバープロフィール記事」を設計する
最初に作るのは、TWICEについて調べたい人が、最初に見ても全体像をつかめる中心記事です。
僕の場合は、次のような内容を一つの記事へまとめました。
- TWICEメンバーの画像
- TWICEとは、どんなグループなのか
- SIXTEENからデビューまでの流れ
- TWICE全体の歴史
- メンバー9人の基本プロフィール
- メンバー一人ひとりの歴史やエピソード
- TWICE全体に関係する関連記事
- 各メンバーに関係する関連記事
これを全部入れると、当然長い記事になります。
でも、最初から細かい部分まで完璧に書く必要はありません。
最初はTWICEの基本情報や簡単な歴史、9人分のプロフィールから始めてもいい。新しい出来事があったり、詳しい記事を書いたりしたら、そのたびに中心記事へ戻って追加します。
中心記事は、一度公開したら完成ではありません。
ブログと一緒に育っていく記事です。
10万文字を目標にしなくていい
「約10万文字の記事を作った」と聞くと、
「そんな長い記事は書けない」
と思いますよね。
僕だって、一度に10万文字を書こうとしたら無理です。
好きなTWICEのことだったとしても、WordPressを開いて、
「今日は10万文字書くぞ」
とはなりません(笑)。
最初に必要なことを書く。
関連記事ができたら追加する。
新しい情報が増えたら追記する。
古くなったところがあれば直す。
それを続けた結果、約10万文字になりました。
だから、大切なのは長さではありません。
中心記事を読めば全体が分かり、そこから詳しい記事へ進めることです。
テーマによっては、5,000文字で十分かもしれません。反対に、何年も情報を追加していけば、自然と数万文字になることもあります。
文字数を増やすために同じ説明を繰り返したり、関係の薄い情報まで入れたりする必要はありません。
10万文字だから強いのではなく、必要な情報と進む道が集まった結果として10万文字になったんです。
【ステップ2】メンバー9人のプロフィールと歴史を一つの記事へ入れる
中心となるTWICEプロフィール記事の中には、メンバー9人それぞれのプロフィールや歴史を書きました。
ナヨン。
ジョンヨン。
モモ。
サナ。
ジヒョ。
ミナ。
ダヒョン。
チェヨン。
ツウィ。
単純に名前や生年月日、出身地を並べるだけではありません。
どんな経歴があるのか。
SIXTEENで何があったのか。
どのような特徴があるのか。
ほかのメンバーと、どんなエピソードがあるのか。
そのメンバーについて調べている人が知りたいことを、個人ごとにまとめます。
TWICE全体の記事を読みに来た人は、その中に好きなメンバーがいれば、そこまで読み進めます。
検索から直接、特定のメンバー部分を読みに来る人もいます。
中心記事の中へ9人分を入れることで、TWICE全体を知りたい人にも、個人について知りたい人にも答えられる記事になりました。
プロフィールの下へ、そのメンバーの記事を追加する
各メンバーのプロフィールや歴史を書いたら、その下へ関連記事の箇条書きを置きます。
たとえば、モモのプロフィールを読んだ人は、SIXTEENで一度脱落したことや、その後TWICEへ追加で選ばれた流れを詳しく知りたくなるかもしれません。
そこで、モモに関係する記事を作ったら、モモのプロフィール部分へ追加します。
単純に記事タイトルを置くのではなく、
- 一度脱落したモモが、なぜ最後にTWICEへ選ばれたのか?
- TWICEモモのダンスがすごいと言われる理由
- モモとサナとミナ、TWICE日本人メンバー3人の関係
というように、続きが気になる言葉にします。
この箇条書きを見た人が、
「そういえば、なんで選ばれたんだろう?」
と思えば、次の記事へ進みます。
そして、リンク先の記事からも、TWICEプロフィール記事へ戻れるようにしておきます。
中心記事から関連記事へ進む。
関連記事から中心記事へ戻る。
関連記事から、さらに別の関連記事へ進む。
この道を少しずつ増やすことで、ブログの中を自然に移動できるようになります。
【ステップ3】新しい記事を書くたびに、中心記事へリンクを追加する
この構造で一番大切なのは、新しい記事を書いた後です。
記事を公開して終わりではありません。
その記事がTWICE全体の話なら、中心記事のTWICEの歴史や全体の関連記事へ追加する。特定のメンバーの記事なら、そのメンバーのプロフィール部分へ追加します。
たとえば、サナについて新しい記事を書いたとします。
公開したら、TWICEプロフィール記事にあるサナの部分を開き、サナの関連記事へリンクを追加する。
さらに、新しく書いたサナの記事から、TWICEプロフィール記事へ戻るリンクを置く。モモやミナも関係する話なら、その二人の記事へ進めるリンクも考えます。
この作業を続けると、新しい記事が孤立しません。
ブログに記事が増えるほど、中心記事の案内も増えていきます。
普通は、記事が増えるほどブログの中が分かりにくくなります。
でも、中心記事へ整理して追加するルールを決めておけば、記事が増えるほど案内所が充実していきます。
これが、僕がnamu.wikiから学んだ作り方です。
クリックしたくなる箇条書きリンクの作り方
内部リンクを置いても、押してもらえなければ次の記事へ進んでもらえません。
そこで大切になるのが、リンクの言葉です。
僕は記事タイトルをそのまま並べるのではなく、お客さんが続きを知りたくなる形へ変えていました。
ただし、大げさに煽ればいいわけではありません。
リンク先の記事に書いてある内容を、少し気になる質問や結論に変えます。
記事タイトルを置くだけでは気づかれにくい
たとえば、リンク先の記事タイトルが、
「TWICEモモのプロフィールと経歴」
だったとします。
このタイトルをそのまま箇条書きへ入れても、内容は分かります。
でも、すでにプロフィール本文を読んでいる人は、
「もう読んだからいいかな」
と思うかもしれません。
そこで、その記事の中でも特に気になる部分を抜き出します。
- モモはSIXTEENで一度脱落したのに、なぜTWICEへ選ばれた?
- モモが練習生になる前から続けていたダンスとは?
- TWICEのメインダンサーとして注目されたきっかけ
このようにすれば、同じ記事でも、どんな続きが読めるのか分かります。
リンク先の内容と違うことを書いてはいけません。
答えが書かれていないのに、気になる言葉だけを使うとガッカリされます。
箇条書きで出した疑問には、リンク先の記事でしっかり答える。
ここはセットです。
「こちら」ではなく、何が分かるかを書く
内部リンクでよく見るのが、
「詳しくはこちら」
という言葉です。
直前の文章を読めば意味は分かりますが、リンクだけを見ても何の記事なのか分かりません。
それよりも、
「SIXTEENからTWICEが誕生するまでの流れはこちら」
「モモが最終メンバーへ選ばれた経緯はこちら」
と書いた方が、リンク先の内容が分かります。
スマホで記事を流し読みしている人は、文章を一字一句読んでいるわけではありません。
見出しや太字、リンクなど、目立つところを見ながら、自分に必要な情報を探しています。
リンク部分だけを見ても、その先に何があるのか分かる。
これが親切な内部リンクだと思います。
同じリンクを何度置いてもいいわけではない
大切な記事だからといって、同じリンクを何度も置けばいいわけではありません。
本文のあちこちに同じブログカードが出てきたら、かなり読みにくくなります。
リンクは、その情報を知りたくなる場所へ置きます。
モモがSIXTEENで脱落した話をした直後なら、その詳しい記事へのリンクが自然です。
まだモモの名前も出ていない場所へ、突然リンクを置いても意味が分かりません。
内部リンクは広告のように何度も見せるものではなく、次の道が必要な場所へ置く案内板です。
記事の流れを読んで、
「この次に疑問が出そうだな」
と思うところへ置きます。
【応用】趣味ブログのアクセスアップだけじゃない!ほかのジャンルで使う方法
僕が実践したのはTWICE・K-POPブログでしたが、中心記事へ情報と関連記事を集める構造は、ほかのジャンルでも使えます。
ただし、TWICEプロフィール記事とまったく同じ形にする必要はありません。
ブログのテーマによって、お客さんが知りたいことや読む順番が違うからです。
人物や作品を扱う趣味ブログなら、気になる項目を自由に選べる百科事典のような形が合います。
手順を教えるブログなら、最初から順番に進めるロードマップのような形が分かりやすい。
商品を紹介するブログなら、比較記事から個別レビューへ進める形が使えます。
基本は同じです。
中心となる記事を作り、詳しい内容を別の記事で書き、必要な場所から内部リンクでつなぎます。
パターンA:お悩み解決の情報ブログならロードマップ型で作る
誰かの悩みを解決したり、何かの始め方を教えたりするブログでは、中心記事を手順書として使えます。
たとえば、「WordPressブログの始め方」という記事なら、次のような流れを一つの記事へまとめます。
- ブログで何を書くか決める
- サーバーとドメインを用意する
- WordPressを始める
- テーマを設定する
- 必要な初期設定をする
- 最初の記事を書く
- 記事同士を内部リンクでつなぐ
中心記事を読めば、ブログを始める全体の流れが分かる。
でも、エックスサーバーの契約方法やWordPressの細かい設定を、全部同じ記事へ入れると長くなります。
そこで、詳しい手順を別の記事へ分けます。
中心記事には要点を書き、
「エックスサーバーの申し込み画面を見ながら進めたい人は、こちらの記事で詳しい手順を確認できます」
と案内する。
子記事で作業が終わったら、
「サーバーの準備が終わったので、次はWordPressの初期設定へ進みます」
と次の記事へつなぐ。
こうすれば、お客さんは今どこにいて、次に何をすればいいのか分かります。
「関連記事」ではなく、次の作業を案内する
ロードマップ型の記事では、
「関連記事はこちら」
とだけ書くより、次に何をするのかを伝えた方が分かりやすくなります。
たとえば、
サーバーとドメインの準備が終わったら、次はWordPressを始めます。画面を見ながら設定したい人は、WordPressの初期設定をまとめた記事へ進んでください。
このように書けば、リンクを押す理由が分かります。
内部リンクは、ページ同士を機械的につなぐためのものではありません。
お客さんの作業を止めないために置きます。
この考え方なら、どの記事をどこへつなげればいいのかも考えやすくなります。
パターンB:楽天・Amazonアフィリエイトなら比較記事とレビュー記事をつなぐ
楽天やAmazonの商品を紹介するブログでも、この構造は使えます。
たとえば、一人暮らし向けの冷蔵庫を紹介するなら、中心記事で複数の商品を比較します。
商品の容量や価格や、本体サイズや電気代、冷凍室の大きさなど、お客さんが選ぶときに知りたい情報をまとめます。
そこで候補を見つけた人は、次にもっと詳しい情報を知りたくなります。
「実際の音は、うるさくないのかな?」
「一人暮らしの部屋へ置いても大きすぎないかな?」
「冷凍食品は、どのくらい入るんだろう?」
このような疑問へ答えるのが、個別レビュー記事です。
中心の比較記事から個別レビューへ進み、レビュー記事から商品ページへ進む。そして、ほかの商品も比べたい人が中心記事へ戻れるようにします。
比較記事。
個別レビュー。
商品ページ。
比較記事へ戻る道。
この流れがあれば、お客さんは自分で納得しながら商品を選べます。
内部リンクだけで商品が売れるわけではない
中心記事とレビュー記事をつないだからといって、商品が自動的に売れるわけではありません。
レビュー記事の中身が、公式サイトやネット上の口コミを並べただけなら、
「それなら、ほかのサイトでも読めるよね」
となります。
実際に使って感じたことや、購入前に迷ったこと、便利だったことや困ったことなど、その人にしか書けない情報が必要です。
商品を持っていないなら、使ったように書いてはいけません。
公式情報を調べて比較したなら、「公式情報をもとに比較した記事」として書く。
実際に購入して使ったなら、自分の体験を入れる。
この違いをハッキリさせた方が、お客さんも安心して読めます。
内部リンクは、お客さんを商品ページへ追い込むための道ではありません。
知りたいことへ順番に答えて、本人が納得して選べるようにする道です。
namu.wiki風のサイト設計で得られる「ブログの回遊率」のメリット
namu.wiki風の構造をブログへ取り入れると、記事同士の関係が分かりやすくなります。
思いついた記事を一つずつ公開するだけでは、記事が増えるほどブログの中が散らかっていきます。
中心記事を決めて、新しい記事を関係する場所へ追加すれば、ブログの中に案内所ができます。
お客さんにとって便利になるだけではなく、書いている自分も記事を整理しやすくなります。
メリット1:次に読みたい記事を見つけてもらいやすい
Google検索から一つの記事へ来たお客さんが、その記事だけを読んで帰ったとしても、必ず悪いわけではありません。
知りたい答えが見つかり、満足して帰った可能性もあります。
でも、記事を読んだ後に新しい疑問が生まれたのに、その答えとなる記事へ進む道がなければ、別のブログで検索し直すことになります。
そこで、次に知りたくなる情報を内部リンクで案内します。
SIXTEENについて読んだ人は、そこから誕生したTWICEを知りたくなるかもしれません。
TWICEの歴史を読んだ人は、メンバー9人のことを知りたくなるかもしれません。
モモのプロフィールを読んだ人は、なぜ一度脱落してから選ばれたのか気になるかもしれません。
その疑問に合う記事があれば、次のページも読んでもらえます。
僕は、これを「回遊パズル」と考えています。
この記事の次は、この疑問が出る。
その疑問へ答える記事を、ここにつなぐ。
パズルのピースを一つずつ置くように、記事同士をつなげていきます。
メリット2:ブログの中に大きな案内所ができる
記事が増えると、
「あの記事、どこにあったっけ?」
と書いた本人でも分からなくなります。
カテゴリーや検索機能もありますが、初めて来たお客さんがブログの全体を理解するのは難しいものです。
そこで、TWICEプロフィール記事のような中心記事を用意します。
TWICEについて知りたいなら、まずここを見る。
メンバー9人の情報もある。
全体の歴史もある。
そこから詳しい記事へ進める。
中心記事があることで、お客さんは行き先を探しやすくなり、書く側も新しい記事をどこへ追加するのか決めやすくなります。
ブログのトップページとは少し役割が違います。
トップページには、さまざまなカテゴリーや新着記事があります。
中心記事は、一つのテーマについて詳しく知りたい人専用の案内所です。
テーマが複数あるブログなら、それぞれに中心記事を作ってもいいと思います。
メリット3:記事が孤立しにくくなる
新しい記事を公開しても、ほかの記事からリンクされていなければ、その記事へ進む道が少なくなります。
Googleもリンクをたどってページを見つけるため、大切なページへサイト内から到達できるようにしておくことが案内されています。Google検索セントラル「サイトマップについて」
だから、新しい記事を書いたら、古い記事からもリンクをつなぎます。
新しい記事から過去記事へリンクするだけではありません。
過去の中心記事へ戻り、新しい記事を追加する。
これを習慣にすると、新しい記事が一人ぼっちになりません。
ただし、内部リンクを増やしただけで検索順位が上がるとは限りません。
記事の内容が役に立つことや、検索した人の疑問へ答えていることが先です。
内容が薄い記事を大量に作り、内部リンクでつないでも、急に強いブログへ変わるわけではありません。
内部リンクは魔法ではありません。
記事同士をつなぐ道です。
でも、良い記事があっても道がなければ、見つけてもらえません。
だから必要なんだよね。
メリット4:ブログのネタ切れを防ぎやすい
中心記事を作ると、まだ詳しく書いていないことが見えるようになります。
TWICE全体の記事を書けば、9人分のメンバーが記事ネタになります。
SIXTEENの歴史を書けば、番組の各回や参加者、その後の活動など、さらに記事を広げられます。
新しい記事を書いたら、その記事の中から、次に気になる疑問を探します。
「なぜ?」
「その後どうなった?」
「ほかのメンバーは?」
「日本ではどうだった?」
こうして考えると、ネタを毎回ゼロから探さなくてもよくなります。
今ある記事の中に、次の記事の種があります。
ブログの構成案は、記事を書く前に全部完成させるものではありません。
中心記事から枝を伸ばしながら、少しずつ育てるものです。
WordPressでnamu.wiki風の構造を作る方法
この構造をWordPressで作るために、難しいCSSやプログラミングは必要ありません。
中心記事を作り、通常のテキストリンクや箇条書きを使えば、基本の形はできます。
Cocoonを使っているなら、内部ブログカードも利用できます。
ただし、リンクを全部ブログカードにすれば見やすくなるわけではありません。
本文の中ではテキストリンクを使い、特に読んでほしい記事や次の手順を目立たせたい場所ではブログカードを使うなど、役割を分けると読みやすくなります。
1.本文の途中では自然なテキストリンクを使う
TWICEの歴史を説明している途中でSIXTEENの記事へ案内するなら、文章の中に自然なテキストリンクを入れます。
TWICEが誕生したSIXTEENの詳しい流れは、別の記事でまとめています。
この文章の「SIXTEENの詳しい流れ」をリンクにします。
文章の途中へ大きなブログカードを何度も入れると、そこで流れが止まります。
特にスマホでは、カードが画面の大部分を使うこともあります。
詳しい補足として案内するだけなら、テキストリンクの方が自然です。
2.記事の区切りではCocoonのブログカードを使う
一つの説明が終わり、次の記事へ進んでもらいたい場所では、ブログカードが使いやすいと思います。
Cocoonでは、記事のURLを独立した行へ貼ることで、内部ブログカードとして表示できます。アイキャッチ画像や記事タイトルも表示されるため、次の記事を目立たせたいときに便利です。Cocoon公式「内部ブログカードを表示する方法」
ブログカードだけを突然置くのではなく、その前に案内を入れます。
TWICEが誕生するまでの流れを詳しく知りたい人は、SIXTEENのまとめ記事も続けて読んでみてください。
この下へ、SIXTEENの記事カードを置く。
そうすれば、なぜそのカードがあるのか分かります。
ブログカードへ変えれば、必ずクリックされるわけではありません。
本文の流れやスマホ表示を確認しながら、本当に目立たせたい場所だけで使う方がいいと思います。
3.箇条書きリンクで選べるようにする
関連記事が複数ある場合は、WordPress標準のリストブロックで箇条書きを作れます。
僕がTWICEプロフィール記事で使っていたように、メンバーごとに関係する記事をまとめます。
モモについてもっと詳しく読める記事
- 一度脱落したモモが、なぜ最後にTWICEへ選ばれたのか?
- TWICEモモのダンスがすごいと言われる理由
- モモ・サナ・ミナ、日本人メンバー3人の関係
このように見出しを付けておけば、何のリンクが並んでいるのか一目で分かります。
リンクを10本も20本も並べる場合は、特におすすめの記事を先に置き、その下に全記事の一覧を置く方法もあります。
リンクが多ければ便利とは限りません。
どれを読めばいいのか分からなくなれば、結局どれも押されません。
今読んでいる内容と関係が深いものを先に案内します。
4.見出しで約10万文字の記事を整理する
TWICEプロフィール記事のように長い記事では、見出しと目次が重要です。
TWICE全体の歴史。
メンバー9人のプロフィール。
各メンバーの関連記事。
これらを見出しで分けておけば、お客さんは目次から読みたいところへ移れます。
見出しは、飾りではありません。
記事の現在地を伝える案内板です。
H2で大きな話題を分け、その中の詳しい内容をH3で分けます。
長い記事ほど、同じ階層の見出しをそろえた方が分かりやすくなります。
装飾は、文章と構造が完成してからで大丈夫です。
僕は現在、AIちいちゃんパレット Proを使い、記事を書き終わってから見出しや囲み枠などを着せ替えています。
先に中身と道を作る。
最後に見た目を整える。
その順番なら、デザインばかり気になって記事が止まりにくくなります。
ブログの構成案は最初から完璧に作らなくていい
ここまで読むと、
「先にブログ全体の構成案を完成させないといけないの?」
と思うかもしれません。
でも、僕は最初から何百記事分の設計図を作ったわけではありません。
TWICE全体の中心記事を作り、書きたい記事を一つずつ増やして、完成するたびにリンクを追加しました。
だから、最初から完成した構成案は必要ありません。
まず、ブログの中心になるテーマを決める。
そのテーマについて、全体を説明する記事を作る。
そこから詳しく書ける内容を見つける。
新しい記事を書いたら、中心記事へ追加する。
これを繰り返します。
最初は中心記事1本と関連記事3本でいい
いきなりnamu.wikiのような巨大サイトを作ろうとすると、ほぼ間違いなく止まります。
僕のTWICEプロフィール記事も、最初から約10万文字あったわけではありません。
まずは、中心記事1本と関連記事3本くらいで十分です。
たとえばWordPressブログなら、
- 中心記事:WordPressブログの始め方
- 関連記事1:サーバーとドメインを準備する方法
- 関連記事2:WordPressの初期設定
- 関連記事3:最初の記事を書く方法
この4本をつなぎます。
新しい記事ができたら、中心記事へ追加する。
記事が増えるたびに、少しずつ道が広がります。
最初から大きなショッピングモールを作らなくてもいい。
まずは、小さなお店と分かりやすい案内板から始めればいいんです。
キーワードは難しいツールを使わず、自分で考えていた
僕がTWICE・K-POPブログを作っていた当時は、現在のようにGoogle AIへ相談してキーワードや見出し候補を出してもらっていたわけではありません。
「これは検索されるだろう」
と自分で考えた言葉を記事へ入れていました。
TWICEのメンバーについて知りたい人なら、どんな言葉で検索するだろう。
SIXTEENを見た人は、何が気になるだろう。
モモが復活してTWICEへ入ったことを知った人は、何を調べるだろう。
自分もファンだったので、ファンが知りたいことを想像できました。
今ならGoogle AIへ相談しながら、関連するキーワードや、お客さんが次に知りたくなることを調べられます。
ただし、AIが出したキーワードだけを見て記事を量産するのではなく、
「この言葉で検索する人は、本当は何を知りたいんだろう?」
と考えることが大切です。
そして、その疑問へ答える記事を書き、さらに次の疑問へ内部リンクでつなぎます。
キーワード選定と内部リンクは、別々の作業ではありません。
検索したときの最初の悩みから、次の悩みへつなぐ。
そこまで考えると、ブログ全体の構成案が自然に見えてきます。
まとめ|namu.wiki風ブログの本質は、お客さんのための案内所を育てること
僕がnamu.wikiから学んだのは、10万文字の記事を書けば検索に強くなるという話ではありません。
内部リンクを大量に貼れば、お客さんが何ページも読んでくれるという話でもありません。
大きな中心記事の中に、テーマ全体の情報をまとめる。
詳しい関連記事を書いたら、関係する場所へリンクを追加する。
記事タイトルをそのまま置くだけではなく、続きを知りたくなる箇条書きで案内する。
関連記事から中心記事へ戻る道も作る。
これを繰り返した結果、僕のTWICEメンバープロフィール記事は約10万文字になりました。
中心記事の冒頭にはTWICEメンバーの画像があり、その下にTWICE全体の歴史や関連記事への箇条書きがあります。さらに、9人分のプロフィールや歴史を順番にまとめ、そのメンバーについて詳しく読める記事も、それぞれの場所へ追加していきました。
新しい記事を書くたびに、中心記事が大きくなっていく。
リンクが増えるたびに、ブログの中を進める道も増えていく。
最初から完成した設計図があったわけではありません。
書きながら育てたんです。
難しい言葉で説明すると、サイト設計やトピッククラスターなど、いろいろな呼び方が出てきます。
でも、僕には「大きな案内所と回遊パズル」の方が分かりやすい。
中心記事を一つ作る。
詳しい記事を書く。
完成したら、関係する場所へつなぐ。
また新しい記事を書く。
そして、またつなぐ。
これだけです。
内部リンクはGoogleのためだけに置くものではありません。
ブログへ来てくれたお客さんが、
「これも知りたい」
と思ったときに、すぐ次の答えへ進めるようにするものです。
だから、リンクを置く前に考えます。
この文章を読んだ人は、次に何が気になるだろう。
その答えになる記事は、すでにあるだろうか。
なければ、新しく書けないだろうか。
この考え方を続ければ、ブログのネタ切れも減ります。
一つの記事の中から、次の記事が見つかるからです。
まずは、あなたのブログで一番大切なテーマを一つ決めてみてください。
そして、そのテーマの全体像が分かる中心記事を作ります。
すでに関連記事があるなら、クリックしたくなる言葉に変えて、関係する場所へつないでみる。
関連記事がまだなければ、これから書きたい記事名をメモしておく。
最初から10万文字はいりません。
中心記事1本と、関連記事3本から始めればいい。
小さな案内所を作り、記事が増えるたびに少しずつ育てていく。
それが、僕がnamu.wikiから学び、TWICE・K-POPブログで実践したブログの構成案と作り方です。
記事を増やすだけのブログから、記事同士がつながるブログへ。
一つ書いたら、もう一つ書く。
そして、つなぐ。
この繰り返しで、ブログの中にお客さんが迷わず歩ける道ができていくんだよね。
・WordPressの記事編集を効率化する方法|内部リンク探しとショートコード管理をラクにした